お電話で
無料相談
075-353-4116無料電話

受付時間 10:00~18:00(土日祝除く)

24時間
無料相談
予約
お問い合わせメール LINE

【解決実績】【高次脳12級】高次脳機能障害を否定された女性が12級相当と認められ、1500万円を獲得した事案

【高次脳12級】高次脳機能障害を否定された女性が12級相当と認められ、1500万円を獲得した事案

事故の内容

被害者女性(事故当時38歳)は、赤信号で停止中に追突事故にあい、頭をうちつけ、脳震盪と診断されましたが、事故当時の画像では脳挫傷や脳内出血は認められませんでした(画像所見なし)。

被害者女性は、勤務先の銀行に復職しましたが、集中して作業ができないようになり、しばらくして休職しました。その後、症状の原因を探るため、何件か病院を回りましたが、確定的な診断をしてくれる病院はありませんでした。

被害者女性は、約4年間通院を続けましたが、症状の原因がよく分からないまま、保険会社に治療費を打ち切られて後遺障害診断を受け、むちうちで後遺障害14級の認定を受けました。

被害者女性は後遺障害等級に納得できなかったため、いくつかの法律事務所に相談しましたが、脳の画像に異常が映っていなかったことから、相手にしてもらえず、リンクスの弁護士のもとに相談に訪れました。

リンクスのアドバイスで専門医を受診、高次脳機能障害であることが判明

リンクスを訪れた被害者女性は、ここでも断られるのではないかと不安に思っていました。

しかし、リンクスの弁護士は、交通事故の専門家として、原因が分からないまま放っておくわけにはいかないと思い、被害者女性の依頼を受けることにしました。

被害者女性は、集中力の低下、作業遂行能力の低下、感情のコントロールが難しいといった高次脳機能障害に特有の症状を抱えていたため、高次脳機能障害の可能性を検討する必要がありました。そこで、適切な診断と検査を受けてもらうことを考え、高次脳機能障害に詳しい専門医の受診をアドバイスしました。

専門医は、彼女の症状を丁寧に聞き取り、高次脳機能障害と診断しました。

高次脳機能障害の証明の難しさ

被害者女性の高次脳機能障害を証明するには、専門医による診断だけでは根拠不足とみなされて、高次脳機能障害認定されない可能性があります。

脳の画像所見による証明や専門医に詳しい意見書を書いてもらうことも必要になります。

そこで、専門医に事故直後から現在までの画像を検討してもらい、脳が委縮していることを意見書にしてもらいました。

また、別の専門医を数カ月にわたって受診してもらって、症状を観察してもらい、高次脳機能障害に関する詳しい意見書を記載してもらいました。

民事裁判での解決

リンクスの弁護士は、これらの意見書をもとに、高次脳機能障害であることを証明し、14級を超える損害を認めてもらうべく、裁判を起こしました。

裁判所が自賠責保険を超える後遺障害等級を認めることは極めて稀ですが、和解で12級相当であることが認められ、1500万円の和解金の支払いがなされました。

法律事務所リンクスの無料相談

法律事務所リンクスでは全国の交通事故による高次脳機能障害でお困りの方のために無料相談・電話相談を実施しております。詳しくは法律事務所リンクスの高次脳機能障害のページをご覧ください。

高次脳機能障害とは

高次脳機能とは知覚、記憶、思考、判断などの認知機能の総称です。交通事故(自損事故を含む)や病気が原因で認知機能に障害が発生した状態を、高次脳機能障害といいます。

高次脳機能障害は、交通事故や転倒などで頭部への外部からの衝撃を原因とするもの(外傷性脳損傷)と、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など、いわゆる脳卒中を原因として発症する内因性のものがあります。
※間違いやすい書き方として高次脳機能傷害がありますが、傷害ではなく障害と書くのが正しい表記です。

高次脳機能障害の主な症状

高次脳機能障害の代表的な症状としては以下のものがあります。

認知障害
  • 軽度または高度の意識障害がある(ただし、明確な意識障害なしというケースもある)
  • 古い記憶はあるが、新しいことが覚えられない
  • 気が散りやすく簡単なミスが多い
  • 注意力や集中力が低下した
行動障害
  • 感情や行動の抑制が困難になる
  • 職場や社会のルールを守れなくなる
  • 言葉が出てこない、よく物にぶつかる
人格変化
  • ぼんやりしていて周囲の人や物事に関心を示さない
  • 自己中心的になる
  • 衝動的に怒りやすくなる
  • 物事への執着やこだわりが強くなる

高次脳機能障害には様々な症状があり、必ずしも全ての症状が現れるとは限りません。また、軽度か重度かによって日常生活に対する支障も大きく異なります。

外から見えにくい症状は、本人だけでなく家族にもストレスに

高次脳機能障害はうつ病などと同様に、外観からはわかりにくいため、家族や周囲の理解を得ることが難しい場合があります。

たとえば、同居している家族からみると急に子供っぽい態度になった、働けないと主張するなどわがままになった、怒りやすいのでしんどい、などと感じることがあります。

それによって家族が意思疎通が難しいと感じたり、支援や対応の方法がわからずに困ったり、ストレスを抱えたりしてしまう場合があります。

高次脳機能障害は治る?

高次脳機能障害を発症した場合、完治しなかったとしても、治療やリハビリを適切な期間に継続することによって、一定の回復が期待できることがあります。ただし、高次脳機能障害の症状は多岐にわたるため、すべてのケースで回復可能と確約できるものではありません。

高次脳機能障害の治療を進めるには、発症後、なるべく早期の段階で治療・リハビリをスタートすることが重要です。逆に、発症後年数を空けての対処だと、症状改善も限定的になるおそれがあると考えられています。

「寿命が尽きるまで治ることはない」などと、簡単にあきらめずに対応していくことが大切です。

交通事故により高次脳機能障害が認められる要件

交通事故を原因とした認知障害・行動障害・人格変化など症状に対して、高次脳機能障害との判断を受けるには、いくつかの要件を満たす必要があります。

交通事故による脳損傷有無の判断基準

「交通事故を原因とした脳損傷があるかどうか」は高次脳機能障害審査会による審査で中心的な判断基準となります。

高次脳機能障害審査会が特に重視するのは、以下の3点です。

  • 受傷当初の意識障害の有無やその程度
  • CT・MRIなど画像による所見
  • 事故と症状の因果関係

画像所見だけ、受傷当初の意識障害有無だけといった画一的な判断を行うのではなく、その後の症状の経過・認知機能の変化などを審査側もより詳細に把握できるよう、自賠責保険では数年単位で調査方法の改善・見直しも行っています。

自賠責保険における高次脳機能障害認定システム

高次脳機能障害認定システムとは、専門医を中心とする専門の部会が、高次脳機能障害の後遺障害等級を認定する仕組みのことです。

平成12年12月18日に行われた検討委委員会の報告書を皮切りに、平成15年、平成19年、平成23年、直近では平成30年に画像診断の撮影・評価方法や障害程度の把握のための検査方法など、最新の医学的見識・事例などもふまえ高次脳機能障害の認定方式の改善を進めています。

自賠責の認定に必要な日常生活状況報告書とは

自賠責保険で高次脳機能障害を認定してもらうには、様々な資料を提出する必要がありますが、その1つが日常生活状況報告書です。

日常生活状況報告書とは、本人の日常生活において高次脳機能障害による影響があるかどうかを判断するための資料です。報告書は定形の書式が定められており、本人の日常活動や動作能力、問題行動があるか、職場や学校での適応状況などを具体的に記載します。

家族や介護者など、日常生活の中で本人とよく接している方が報告書を作成します。

高次脳機能障害による後遺障害等級認定

高次脳機能障害がどのような後遺障害に該当するかは、後遺障害等級という基準によって判定されます。

後遺障害等級とは、事故によって後遺障害が残った場合に自賠責保険に申請をして、後遺障害について等級認定をしてもらうための基準です。
後遺障害等級は、高次脳機能障害に限らず、交通事故を原因とするあらゆる後遺症に対して利用される認定基準で「高次脳機能障害等級」などといった、専用の基準はありません。
後遺障害の等級認定は、症状が最も重い1級から最も軽い14級まで、全部で14級のランクがあります。症状が重いほど受け取れる給付金の金額が多くなります。

高次脳機能障害で認定される可能性が高い後遺障害等級は以下の通りです。

高次脳機能障害で認定される可能性の高い後遺障害等級
等級後遺障害自賠責保険金額
1級1号(別表1)神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの4,000万円
2級1号(別表1)神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの3,000万円
3級3号(別表2)神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの2,219万円
5級2号(別表2)神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの1,574万円
7級4号(別表2)神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの1,051万円
9級10号(別表2)神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの616万円

自動車損害賠償補償法上、高次脳機能障害にあたる項目は以上のような等級が該当しますが、症状の程度・状態により12級13号・14級9号などに留まる場合もあります。

後遺障害以外にも制度の対象になる可能性がある

交通事故で高次脳機能障害を発症した場合、自賠責保険などで後遺障害等級認定を受ける以外にも、様々な制度の対象になる可能性があります。以下、適用される可能性がある制度の概要を解説します。

労災

労働中や通勤中の事故によって高次脳機能障害になった場合、労災が適用されて給付金が支払われる可能性があるので、自賠責保険だけでなく労災にも問い合わせることをおすすめします。

なお、公務員が公務上受けた災害は公務災害といい、公務員災害補償法という別の法律が適用されます。

介護保険

高次脳機能障害によって介護を必要とする状態になった場合や、日常生活を送るのに支障がある状態になった場合は、介護保険の保険給付を受けられる可能性があります。

介護を必要とする人が、少ない負担で介護サービスを受けられることを目的とした保険制度です。

障害年金

高次脳機能障害によって日常生活に支障を生じる状態になった場合などは、障害年金の対象になる可能性があります。

障害年金とは、病気やケガなどによって障害の状態になった場合に年金が給付される制度です。障害年金の受給を受けるには、原則として初診日の前日までに一定期間保険料を納付しているなどの要件があるので、詳しくは年金事務所などに問い合わせることをおすすめします。

特別障害者手当

特別障害者手当とは、身体または精神に著しい重度の障害を有する方に支給される手当です。

特別障害者手当の主な要件は20歳以上であることと、著しい重度の障害(寝たきりなど)を有することです。一般的な高次脳機能障害の場合はあまり該当しません。

生命保険

生命保険は一般に高度障害という制度があります。高度障害とは病気やケガによって、身体の一定の機能が著しく低下している状態です。

生命保険の被保険者が高度障害に該当する場合、死亡した場合と同様の金額が支払われます。

ただし、高度障害の認定基準は一般に寝たきりなどかなり重い症状なので、一般的な高次脳機能障害が該当するのは難しいでしょう。

高次脳機能障害で障害者手帳は取得できるか

高次脳機能障害によって日常生活や社会生活に制約が生じる場合は、器質性精神障害として、障害者手帳の取得対象になる可能性があります。

障害者手帳とは障害を有する方に交付される手帳です。障害者総合支援法の対象として様々な支援策を受けられるほか、自治体や事業者などが提供するサービスを受けられる場合があります。

障害者手帳には、手帳3級や手帳5級などの等級があります(後遺障害の等級とは異なります)。等級は1〜7まであり、数字が小さいほど障害の程度が重くなります。

等級にもよりますが、障害者手帳の主な優遇措置は、所得税や住民税などの税金の優遇、生活保護の加算、電話番号案内の無料使用などがあります。

障害者手帳には交付要件があるので、詳しくは市区町村役場の福祉課などに問い合わせることをおすすめします。

高次脳機能障害の判例

交通事故で高次脳機能障害となったケースの判例を紹介

この解説の筆者(担当弁護士)

弁護士 藤川真之介
弁護士法人法律事務所リンクス(京都弁護士会)代表弁護士。交通事故の被害者の救済に取り組む。特に後遺障害等級の獲得に注力し、担当した裁判例が交通事故専門誌「自保ジャーナル」2048号に掲載。京都大学法学部卒業。2007年弁護士登録(登録番号35346)。

リンクスの顧問医のご紹介

顧問医師 濱口 裕之氏の写真
顧問医師
濱口 裕之/はまぐち ひろゆき

法律事務所リンクスのの顧問医の濱口裕之です。
後遺障害等級認定に当たっては、主治医が作成する後遺障害診断書、画像や検査が大事ですが、多忙な主治医は、「充実した内容の後遺障害診断書」を作成したり、後遺障害を証明するために必要な「画像の撮影」や「検査の実施」を積極的に提案してくれるとは限りません。

私が代表医師を務めるメディカルコンサルティング合同会社では、法律事務所リンクスに依頼された交通事故被害者の方の主治医が作成した後遺障害診断書などを、交通事故に詳しい各科の専門医が画像鑑定や意見書などを作成して補填することが可能です。

私たちは、交通事故被害者の皆様の後遺障害を証明するために、数多くの案件で法律事務所リンクスの弁護士と連携し、結果を出してきました。このページをご覧になっている交通事故の被害者の方が、適正な損害賠償を受けられるようサポートさせていただきますので、ご安心ください。

経歴 医学博士
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病医
日本リウマチ学会専門医
日本リハビリテーション医学会認定臨床医
メディカルコンサルティング合同会社 代表医師 兼 CEO

無料相談の申込の流れ

STEP01

まずはお電話にてお申し込み下さい

お電話、メールフォーム、LINEにて無料相談のご予約をお受けいたします。
お電話の受付時間外の場合は、メールフォーム、LINEにて「交通事故の無料相談」とお伝えいただければ翌営業日に折り返しご連絡させていただきます。

STEP02

ご相談内容やご相談方法のヒアリングをさせて頂きます。

交通事故専門のスタッフが、交通事故の状況・お怪我の状況等について、簡単にお話を伺います。相談の前にお話を伺うのは、お客様がお聞きになりたいことをきちんとご説明するために、事前に調査をさせて頂きたいからです。続けて、お電話での無料相談を希望されるか、事務所での無料相談を希望されるかを伺い、相談日時を決定します。

STEP03

無料相談の実施

無料相談では、お客様の置かれた状況やお困りのことを伺った後、交通事故の流れ、後遺障害等級の見込み、慰謝料の増額幅について、分かりやすく説明しています。
ご依頼頂いた場合の弁護士費用についてもご説明させて頂きますが、ご相談だけで終了し、ご依頼を頂かないということでも構いません。ここまでのステップに関しましては、すべて無料ですので、ご安心ください。ご依頼頂く場合には、契約書を作成します。お電話での無料相談の場合には、契約書をご郵送させて頂くことも可能ですので、事務所にお越し頂かずにご依頼頂けます。

無料相談をご希望される方はこちら

電話での簡単な依頼で解決される方も多数!お気軽にご相談ください!

お電話で
無料相談
075-353-4116

受付時間 10:00~18:00(土日祝除く)

24時間
無料相談
予約
お問い合わせメール LINE

LINXは京都四条烏丸と滋賀大津駅前の事務所です。

  • 京都四条烏丸
  • 滋賀大津駅前