【70歳交通事故死亡慰謝料】70代の高齢者の死亡事故の賠償金保険金の相場は？
高齢者の死亡事故の賠償金は弁護士に依頼するかどうかで変わる。
年金の逸失利益の計算も大事。
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７０歳が交通事故で死亡した場合の慰謝料の相場はいくら？
７０歳の死亡事故の賠償金の相場は、死亡慰謝料２０００万円～２８００万円に死亡逸失利益が加われば数千万円になります。
死亡慰謝料の相場は、亡くなられた７０歳の方が、仕事をして家族を養っている一家の支柱であれば２８００万円、夫がいる妻や子供がいる母親であれば２５００万円、それ以外の場合には２０００万円～２５００万円が認められることが多いです。
死亡逸失利益は生きていた場合に得られたであろう所得の補償なので、仕事をしていたり、年金を得ている場合には、これに対応する補償が認められますが、そうでない場合には認められません。
これに対して、夫（妻）や独身の子供のために家事をしている場合、他人のための家事は労働として評価されるので、補償されます。
このページでは、法律事務所リンクスの交通事故に強い弁護士が、７０歳の死亡事故の賠償金の計算例をご説明します。
交通死亡事故の慰謝料や賠償金の全般的な相場については、「交通死亡事故の慰謝料の相場は？死亡事故の賠償金保険金の平均や最高額は？」をご覧ください。
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７０歳の賠償金の例
以下では、７０歳男性で２００万円の給与所得と２００万円の年金があった方と７０歳女性で夫のために主婦をしていた方の賠償金の例を説明します。
７０歳男性で２００万円の給与所得と２００万円の年金があった方の賠償金の例
妻と２人暮らしで一家の支柱であった場合、死亡慰謝料は２８００万円になることが多いです。
また、死亡逸失利益については、次のような計算をします。
２００万円の給与所得の部分
２００万円×（１－０．４）×7.0197＝８４２万３６４０円
ご存命の場合には所得の４割は生活費としてかかったとしてこれを差し引いた計算をしています。
また稼働期間は７０歳男性の平均余命である１６年の２分の１である８年（ライプニッツ係数7.0197）として計算しています。
２００万円の年金の部分
２００万円×（１－０．４）×12.5611＝１５０７万３３２０円
年金は終身受け取れるので、受取期間は７０歳男性の平均余命である１６年（ライプニッツ係数12.5611）として計算することになります。
２８００万円＋８４２万３６４０円＋１５０７万３３２０円＝５１４９万６９６０円
なお、実際には葬儀費用なども加わります。
７０歳女性で夫のために主婦をしていた方の賠償金の例
死亡慰謝料は２５００万円になることが多いです。
また、死亡逸失利益については、７０歳女性の平均賃金などを年収とみなして（ここでは３００万円とします。）、次のような計算をします。
３００万円×（１－０．３）×8.5302＝１７９１万３４２０円
ご存命の場合には所得の３割は生活費としてかかったとしてこれを差し引いた計算をしています。
また稼働期間は７０歳女性の平均余命である２０年の２分の１である１０年（ライプニッツ係数8.5302）として計算します。
２５００万円＋１７９１万３４２０円＝３２９１万３４２０円
なお、実際には葬儀費用なども加わります。
法律事務所リンクスは死亡事故の解決実績多数
法律事務所リンクスの弁護士は、３０００人以上の交通事故被害者の方から無料相談をお受けし、１５００人以上の交通事故被害者の方からご依頼頂いてきました。その中で、数多くの死亡事故を解決し、適正な補償を実現させてきました。
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このコンテンツの監修
弁護士法人法律事務所リンクス
代表弁護士 藤川 真之介
交通事故の被害者の救済に取り組む。特に後遺障害等級の獲得に注力し、担当した裁判例が交通事故専門誌「自保ジャーナル」2048号等多数掲載。京都大学法学部卒業。2007年弁護士登録（日弁連登録番号35346）。京都弁護士会所属。2016年に交通事故被害者のための法律事務所として弁護士法人法律事務所リンクス（日弁連届出番号1030）創設。
