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【交通事故Q&A】【高次脳機能障害2級】高次脳機能障害で後遺障害2級が認められる基準とは?

【高次脳機能障害2級】高次脳機能障害で後遺障害2級が認められる基準とは?

はじめに

交通事故で高次脳機能障害となった場合に、後遺障害2級に相当する後遺障害慰謝料・逸失利益・介護費の補償を受けるには、原則として自賠責保険で2級を獲得しなければなりません。

自賠責保険で2級を獲得するには、被害者の方の病状が自賠責保険の2級の基準を満していることを証明する必要がありますが、以下のように分かりにくい基準になっているため、医師にきちんと証明してもらう必要があります。

また、2級を獲得できたとしても、適正な介護費等の補償を受けるためには、必要な介護の内容や介護の実態を証明する必要がありますし、仮に証明できたとしても、保険会社は裁判をしなければ適正な介護費を支払いません。

したがって、高次脳機能障害で2級を獲得しようと考えるのであれば、最初から交通事故に強い弁護士に無料相談し、等級の獲得、介護費の証明から裁判までサポートを受けることが不可欠です。

高次脳機能障害の初期対応・病院の選び方について約3分の動画で知りたい方はコチラ

自賠責保険における2級の基準とは?

自賠責保険で高次脳機能障害の2級が認められるには、「神経系統の機能又は障害に著しい障害を残し 、 随時介護を要するもの(著しい判断力の低下や情動の不安定などがあって 、1人で外出することができず 、日常の生活範囲は自宅内に限定されている。身体動作的には
排泄 、食事などの活動を行うことができても 、 生命維持に必要な身辺動作に 、家族からの声掛けや看視を欠かすことができないもの」という基準を満たす必要があるとされていますが、これだけではよく分からないかもしれません。

労災保険における2級の基準とは?

そこで、労災保険の2級の基準を参考にすることがあります。労災保険で2級が認められるには、「高次脳機能障害のため、生命維持に必要な身の回り処理の動作について、随時介護を要するもの」が必要であることが必要とされています。

その具体例として、「重篤な高次脳機能障害のため、食事・入浴・用便・更衣等に随時介護を要するもの」か「高次脳機能障害による痴ほう、情意の障害、幻覚、妄想、頻回の発作性意識障害等のために随時他人による監視を必要とするもの」か「重篤な高次脳機能障害のため自宅内の日常生活動作は一応できるが、一人で外出することなどが困難であり、外出の際には他人の介護を必要とするため、随時 他人の介護を必要とするもの」が挙げられていますが、これでもよく分からないかもしれません。

リンクスの弁護士が考える2級認定のポイント

自賠責でも労災でも「随時の介護を要する」とされており、3級以下が介護を要しない等級であるため、介護の必要性が認められるかどうかが2級と3級の分かれ道になります。

高次脳機能障害と身体の機能障害を総合的に評価するため、一方の障害が重くなくとも他方の障害が重くて介護の必要があれば、2級が認められることがあります。

特に、記憶障害や作業遂行能力等の高次脳機能障害が軽度でも、自分一人では立てないなど身体機能の障害が重い場合には、介護の必要性が分かりやすいため、2級が認められやすい傾向にあります。

日弁連交通事故相談センター発行の「交通事故損害額算定基準」(通称「青本」)では、身体機能上、一人で日常生活動作が可能で、介護の必要度がそれほど高くないような印象を受けても、実態は声掛けが必要という場合でも2級が認められうる旨記載されていますが、簡単には認められない印象を受けます。

LINX FILE 1011人での外出困難・夜間徘徊する高齢男性の等級が3級から2級になった事例

1回目の認定

介護の必要はないとして後遺障害3級が認定

2回目の認定

労災の基準等を指摘して高次脳機能障害2級認定

リンクスの依頼者の方で日常生活動作は可能だが日常生活は妻に頼りっきりで、1人での外出は困難な割に夜間には徘徊しようとする被害者の方(高齢男性)がいました。

自賠責の後遺障害等級認定では3級でしたが、労災2級の基準に次のような基準があることを指摘して、再度の認定を受けることにしました。

  • (b) 高次脳機能障害による高度の認知症や情意の障害、幻覚、妄想、頻回の発作性意識障害のため随時他人による監視を必要とするもの
  • (c) 重篤な高次脳機能障害のため自宅内の日常生活動作は一応できるが、1人で外出することなどが困難であり、外出の際には他人の介護を必要とするため、随時他人の介護を必要とするもの

その結果、後遺障害2級の認定を受けることができました。

また、リンクスの弁護士の経験からすれば、2級が認められた被害者の方の場合、主に高次脳機能(精神機能)の異常が大きい方、身体機能にもある程度の支障が出ている方、身体機能の方の異常が大きい方など多様性があるという印象です。

普通に歩行できる方でも、徘徊をしたり、他人とのコミュニケーションに著しい支障が生じるほどの人格変化が生じるなど、日常生活動作について監視に近い見守りが必要という場合には、2級が認定されています。

このような場合、医師による評価に加えて、ご家族によるご本人の日常生活状況の評価が重要な意味を帯びます。ご本人に対する遠慮からか、できないことをできるかのように記載してしまうご家族の方がいらっしゃいますが、実態に即した厳しい評価をしなければ、適正な等級認定を受けられませんので、ご注意ください。

また、医師は、ご家族のようにご本人の日常生活動作を見ているわけではありません。医師が適正な評価をできるようにするためには、十分な情報を提供する必要がありますが、医師への遠慮から不十分な情報提供になりがちです。

適正な後遺障害等級の認定を受けなければ、補償の額に数千万円の差が出る可能性がありますので、高次脳機能障害に詳しい弁護士のサポートを受ける必要があります。

高次脳機能障害の後遺障害診断書の作成の仕方について約5分の動画で知りたい方はコチラ

交通事故に強い弁護士への無料相談が不可欠

このように、後遺障害2級の証明は簡単ではありませんし、仮に2級の認定を受けたとしても、保険会社は「このような重篤な後遺障害の場合には余命が短くなるので、平均余命までの介護費は認められない」だとか「障害者支援や介護保険を利用することで介護費の自己負担は少なくなる」だとか「職業付添人による介護の必要性は認められない」だとかの理由をつけて、できる限り介護費を減らそうとします。

適正な後遺障害等級の認定を受け、きちんとした補償を受け取るには、交通事故被害に強い弁護士への無料相談が不可欠です。遠慮なくリンクスの無料相談をご利用ください。

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この記事の筆者

弁護士 藤川真之介
弁護士法人法律事務所リンクス(京都弁護士会)代表弁護士。交通事故の被害者の救済に取り組む。特に後遺障害等級の獲得に注力し、担当した裁判例が交通事故専門誌「自保ジャーナル」2048号等に掲載。京都大学法学部卒業。2007年弁護士登録(登録番号35346)。

リンクスの顧問医のご紹介

顧問医師 濱口 裕之氏の写真
顧問医師
濱口 裕之/はまぐち ひろゆき

法律事務所リンクスのの顧問医の濱口裕之です。
後遺障害等級認定に当たっては、主治医が作成する後遺障害診断書、画像や検査が大事ですが、多忙な主治医は、「充実した内容の後遺障害診断書」を作成したり、後遺障害を証明するために必要な「画像の撮影」や「検査の実施」を積極的に提案してくれるとは限りません。

私が代表医師を務めるメディカルコンサルティング合同会社では、法律事務所リンクスに依頼された交通事故被害者の方の主治医が作成した後遺障害診断書などを、交通事故に詳しい各科の専門医が画像鑑定や意見書などを作成して補填することが可能です。

私たちは、交通事故被害者の皆様の後遺障害を証明するために、数多くの案件で法律事務所リンクスの弁護士と連携し、結果を出してきました。このページをご覧になっている交通事故の被害者の方が、適正な損害賠償を受けられるようサポートさせていただきますので、ご安心ください。

経歴 医学博士
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病医
日本リウマチ学会専門医
日本リハビリテーション医学会認定臨床医
メディカルコンサルティング合同会社 代表医師 兼 CEO

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