Crosstalk03

相続弁護士×中堅×若手×新人スタッフ

相続事件を担当する上での楽しさや醍醐味、大変さ

相続弁護士 森山 孝彰

面白いところとしては、その人の人生ドラマですよね。それに関与して上手くいったのを見たり、その結果感謝されるのは嬉しいですね。その反面、人の人生に関わってくるので責任は重い。気持ちに関して重く受け止めなきゃいけないこともあったり。裏返しなんですけどね。事故との違いという意味では、相続はどこにヒントがあるか分からないので、事情を事細かに聞いて、それに共感力を働かせないと想像力が湧かないところはあります。

リーガルスタッフ 西浦 春香

想像力は大事ですよね。森山先生は「何でこうしたか」とかを凄く考えられているなという印象はあります。

相続弁護士 森山 孝彰

そうですね。そういう状況になった時に人はどういう行動を取るべきかとかイメージを働かせて、こういった事実があるんじゃないかとか推測を立てていくので。この人間関係はどういう風に形成されたのかとか、そういうのは依頼者と対応する上で重要かなと思いますし、そこを考えるのは自分の中で事件を落とし込むために必要な手続きですね。

リーガルスタッフ 武居 涼平

僕は、相談の場に立ち会って、森山先生の言葉を聞いて相談者の方が安心したような時に、自分もその安心させられてる組織の中にいるんだなという気持ちがして、楽しいというか嬉しいです。そういう所で今後どんどん自分でも色んな面で実際に依頼者を安心させられるような仕事をできるようなりたいなと思っています。入社前に想像していたより高度なことを始めからやらせていただいていると思うので、頑張っていきたいです。

リーガルスタッフ 肥山 巧也

面白いといえば、部門ができてまだ新しいし、一からやってるという意味では社内ベンチャーみたいで、僕は面白いですね。

リーガルスタッフ 西浦 春香

元々相続スタッフは肥山さんだけからですか?

リーガルスタッフ 肥山 巧也

最初は僕だけで、すごく大変でした。でも、今も人数少ないから動きやすいし色々変えられるのは楽しいところかも。

リーガルスタッフ 西浦 春香

逆に長年やってる肥山さんでもしんどいところはあるんですか?

リーガルスタッフ 肥山 巧也

お客様対応はお客様ごとに性格が変わるから、いまだに対応がわからない時があります。いろんな人がいますからね。

リーガルスタッフ 武居 涼平

まだ入ったばっかりですが、僕も時には共感しにくいお客様もいて。こういう方の対応もしなきゃいけないんだなって思った時に、今からそういう方とも上手く付き合えるコミュニケーション能力をつけなきゃいけないとは思いました。

リーガルスタッフ 西浦 春香

親族間の揉め事だからこそ割り切れない事も多いですよね。お客様も頭では分かってるけど気持ち的に納得いかないような。「法律ではそうかもしれないけど」って。気持ち的な部分に上手く共感して、できる限り寄り添った対応して、それから法律的な話しをして。それでお客様に気持ちの落としどころをみつけてもらえた時が、私は一番やりがいを感じます。

相続弁護士 森山 孝彰

数字ではなくて本人の気持ちとして納得のいく解決であれば我々としては成功なんじゃないかと思います。調整力が必要ですよね。

事件を進める上でのこだわり

リーガルスタッフ 肥山 巧也

とにかく円滑に進めれるように。

リーガルスタッフ 西浦 春香

何の書類とるかとか、書類を取る流れとか。何が一番円滑かということですね。

リーガルスタッフ 肥山 巧也

それ最初に話したよね。何が一番合理的な動きですかと。

リーガルスタッフ 西浦 春香

肥山さんに教わりました。

リーガルスタッフ 肥山 巧也

あとはできることは全部やろうか、ということですね。チャレンジすることにはこだわっている気がする。とりあえずやってみたらいいよねって。とりあえず聞いてみよう、とりあえず電話してみよう、とりあえず書面作ってみよう。

相続弁護士 森山 孝彰

ほんとに我々は証拠を集めるために全然知らない所に問い合わせたりしますもんね。

リーガルスタッフ 西浦 春香

森山先生は色々なところに足を運ぶことも多いですよね。

相続弁護士 森山 孝彰

そうですね。足を運んで解決しそうなら運びます。そういう意味ではこだわりなのかも。

相続弁護士 森山 孝彰

武居さんは、こだわりとかはまだ無いですか?

リーガルスタッフ 武居 涼平

そうですね。でも肥山さん教わったように合理的に効率よくというのはそうだなと。いっぱい事件があって、それぞれある程度長いスパンかかるから、同時並行で色んなことをやらなきゃいけない。パズルを考えるみたいに日々どういう風に動いたら全部うまく流れていくのかを考えるのが、今後大事かなと思います。

リーガルスタッフ 西浦 春香

肥山さんは日々合理的にやってたらパズルがはまるものですか?私はなかなかはまらなくて。

リーガルスタッフ 肥山 巧也

パズルはまらない。はまらないから、その時は割り切る、と言ったら違うかもしれないけど。できないことが当たり前だからとりあえずやってみたら良い、と思っています。

相続弁護士 森山 孝彰

上手くいかなくても思いつめないようにした方がいいですね。思い詰めても解決しないので。相続は分野柄上手くいかないことも多くて、怒られることも普通にあるので。それも依頼者の不安の裏返しなんで、それを受け止める根性は皆ついていってる気がします。

リーガルスタッフ 肥山 巧也

肝が座りますよね。

弁護士から求められるスタッフの役割

相続弁護士 森山 孝彰

やっぱり依頼者対応を全部一人ではしきれない。そこを代わりに支えていただけるのは助かってます。あと、一番は資料収集ですよね。弁護士が資料集するとそれだけで1日終わってしまう。相続は資料と証拠がすごく大事なので。市町村、銀行、法務局とか色々な所から集めてもらうというのはとても助かっています。それに、事件の記録を分かりやすく整理していただけるのも。もちろん、そこから遺産分割案を組み立てるとか、相続人に提案を投げるとかは弁護士の仕事ですので。ただ、そこに興味を持ってくれるスタッフにはアドバイスを加えてよりアップデートしていく。

リーガルスタッフ 肥山 巧也

記録の整理は大事ですよね。相続は財産を扱う仕事だから。自分がもらうお金にしろ、お客様のお金にしろ、誰のお金にしても大事にしないと。そういう意味でも整理整頓は大事です。

相続弁護士 森山 孝彰

数字の計算が多い分野なので1円ずれるだけでも調整が効かないですからね。そういう意味では、スタッフも緻密に計算とか管理をしていただく必要があります。あと、依頼者の事情とかをよく覚えてるというか、記憶に残せるスタッフだと助かります。

リーガルスタッフ 西浦 春香

肥山さんは今まで森山先生以外の弁護士とも事件を解決されてきたと思うのですが、弁護士によってスタッフに求める役割は違いましたか?

リーガルスタッフ 肥山 巧也

弁護士が考えやすいように情報整理したり、遺産目録作ったり、色々なところに出すお手紙を作ったり。周辺の書類作成、情報の整理とかは弁護士の皆さん共通ですね。

リーガルスタッフ 西浦 春香

遺産目録を作るにしても単調な事務作業じゃなくて結構考えること多いですよね。遺産目録に載せるべき内容が場合によって違ってくるので、その辺一つでも考えないとな、と。

相続弁護士 森山 孝彰

そうですね。遺産の定義に当てはまるかどうかというところと、それとは別に相手との交渉の中でこれは載せておいたほうが良いというもの、載せるべき載せないべきという判断。それがファーストインプレッションになって、交渉の戦略上有利にも不利にも働くので。

スタッフが一人で事件担当するまでの流れや教育体制

リーガルスタッフ 肥山 巧也

OJTで頑張ってもらっています。

相続弁護士 森山 孝彰

座学ではイメージ湧きにくいですもんね。無責任にやっといてというわけではなく。

リーガルスタッフ 肥山 巧也

そうですね。横について話しながらやってもらって、間違えたらフォローしてを繰り返して独り立ちしてもらいます。

相続弁護士 森山 孝彰

たまたま今のメンバーは民法的な素養があるけど、基本的な民法に関してとか、相続関係の法律に関してとかは座学というか、参考になる本を渡して読んでもらうとかは必要かなと。それがなくても条文の読み方とかは要りますね。書籍を参考に力はつけてもらいたい。そうすることで、自分で調べる癖がつきますよね。相続事件はそれが大事なので。探し方や見つけ方など基本的なことは教えて、あとはOJTで対応していく。教育担当はしっかりつきますのでね。何ヶ月で独り立ちするとかはあるんですか?

リーガルスタッフ 肥山 巧也

特にないですね。一緒にやっていって、一人でやれると判断したら一人でという感じですね。その人の熱意とかによって頑張ってもらいます。

リーガルスタッフ 西浦 春香

あと、教育体制として特徴的なところは週1回の棚卸しですね。相続のメンバーは全員肥山さんと週一で棚卸しをしていて、各々の状況に応じて助言をいただいたりしています。

相続弁護士 森山 孝彰

それをやり始めた趣旨は?

リーガルスタッフ 西浦 春香

私が一人で事件を担当するに当たって、間違った方向に行かないように週一で共有して管理することになりました。

リーガルスタッフ 肥山 巧也

あと、西浦さんが休んだ際に事件が止まらないように共有しといたほうが良いかなと。最近は事件の件数とかチーム運営についても話しています。

リーガルスタッフ 西浦 春香

チーム運営は色々話せて楽しいです。がっちり固まったマニュアルがないので、決まったことにただ従うというよりは「もっとこうした方がいいんじゃない?」という提案ができる環境なのが良いなと思っています。

リーガルスタッフ 武居 涼平

自分も入ったばかりですが、自ら色々な提案をしていくことを求められているんだなと感じています。自分もそういうことができるようになりたいです。

相続弁護士 森山 孝彰

「決まりだから」というのがないですからね。常にアップデートしていく感じで。

リーガルスタッフ 西浦 春香

棚卸し以外にも、一人で事件を担当するようになってもちょっと困ったらすぐ相談しています。チーム全体としてそれができるような距離感だなと思っています。

リーガルスタッフ 肥山 巧也

その際も事件を共有していればすぐに対応できるので、そういう意味でも棚卸しは大事にしています。

リーガルスタッフ 西浦 春香

教育を受けている側としてはどうですか?

リーガルスタッフ 武居 涼平

確かに座学は少なかったですが、座学では学べないことも多いですよね。電話受付にしても、最初は西浦さんが話しているのをそばで聞いて、その次にロールプレイングで練習して、自分で電話受付をするようになってからも先輩どちらかが一緒に聞いていてくださいますし、ちゃんと段階は踏んでくれているのできちんとした教育体制だと思います。気にかけて教育してくださっているという気持ちが凄くあります。それに、それぞれの段階でその段階をどれだけ続けるのかは、チームとして近い人間関係だからこそフレキシブルに対応して頂いてると思うので、凄く良い教育環境かなと思います。

これから挑戦していきたいこと

リーガルスタッフ 武居 涼平

基本的な法律の知識は勉強してきたつもりだけれど、それを具体的な場面でどう当てはめるかがまだ理解できていないので、法律の知識を実際の事例に当てはめる事を瞬時にできるようになりたいです。実際に相談された時にこの事例はこの条文を使うんだなとかパッと思い浮かんで、弁護士の先生とかとしっかり対話できるようになるっていうのが、スタッフとして凄く大事だと思っているので。

リーガルスタッフ 西浦 春香

森山先生がいる前で言いにくいですが、私は相続事件が終わった後の手続きは弁護士より詳しいくらいになりたいです。

相続弁護士 森山 孝彰

本当に、例えば銀行に行ってどうこうするとかはスタッフの方が詳しいですもんね。

リーガルスタッフ 西浦 春香

もちろん法律は弁護士の方が詳しいんですが、これは自分の方が詳しいと言えるぐらいの分野が何かほしいですね。

相続弁護士 森山 孝彰

僕はやっぱり、個人的な目標としては、リンクスで相続を交通事故と双璧をなすくらいの分野にしていきたいなというのはありますね。

リーガルスタッフ 肥山 巧也

僕も森山先生と同じ気持ちはあります。それに、僕は個人的に中小企業診断士の勉強もしてるから、管理とか組織づくりに興味がありますし、後から新しく入ってきた人も馴染みやすいように今のうちにいい感じのチームにしたい。今の雰囲気のままゆるく皆で頑張って、そのままどんどん事件を解決させて、また新しい人が入って...と。

相続弁護士 森山 孝彰

良い循環にしていきたいですね。

entry

LINXへのエントリー

こちらから

弁護士募集要項 リーガルスタッフ
募集要項

仕事を知る×
クロストーク

リンクスの仕事×雰囲気を知る

entry

LINXへのエントリー

こちらから

弁護士募集要項 リーガルスタッフ
募集要項