相続発生から相続税申告までの流れとは?
遺産分割協議をスムーズに済ませて相続税を申告した事例を解説
このページでお伝えしたいこと
- 相続開始から相続税申告までの流れ
- 他の相続人と協議して相続税の申告期限に間に合わせた事例
相続開始から相続税申告までの流れ
1 申告すべき遺産の特定
お客様が、どのような財産を遺産として申告すべきか分かっている場合には問題ありませんが、すべての財産を把握していない場合には、相続財産の調査をする必要があります。相続財産の調査方法については詳しく知りたい方は、相続財産の調査がしたいをご覧ください。
2 遺産総額・基礎控除等の評価
申告すべき遺産を特定した場合には、遺産総額を評価した上で、基礎控除額等を計算し、相続税の申告の要否を検討します。当事務所は、相続税に強い税理士と連携しておりますので、遠慮なくご相談ください。
3 申告すべき相続税額の確定
当事務所の連携税理士が、配偶者の税額軽減、小規模宅地等の特例、相次相続控除等によって相続税を減額できないか検討します。
4 遺産分割協議書の作成・遺産の名義変更
相続税の申告前に、遺産分割協議書を作成して遺産の名義変更ができれば、遺産を相続税の支払に充てることができますし、申告の際に各種控除を利用できます。
リンクスの弁護士がお客様の代理人として、遺産分割の交渉を行い、交渉で折り合えない場合には遺産分割調停を申し立てます。
遺産分割協議について詳しくお知りになりたい方は、「遺産分割協議をまとめるには?」をご覧ください。
遺産分割調停について詳しくお知りになりたい方は、「遺産分割調停はどのように進むの?」をご覧ください。
5 遺産分割協議がまとまらない場合
遺産分割協議がまとまらない場合でも、一部の遺産について分割に合意して相続税の支払に当てられないか交渉します。
なお、遺産分割協議がまとまらない場合でも、相続税の申告は必要になりますし、各種控除の利用を検討している場合にはその旨の申請をしておく必要があることがありますので、いずれにしても早い段階で、相続に強い弁護士、税理士の無料相談を利用しておくことをお勧めします。
遺産調査・評価・分割協議をスムーズに済ませて相続税を申告した事例
無料相談に至る経緯
ご相談者様は、不動産や金融資産が多いことから相続税が発生しそうだが、相続財産の正確な価値が分からず、他の相続人との協議も間に合いそうにないため、リンクスの無料相談を訪れました。
無料相談でのご提案内容
リンクスの弁護士は、ご相談者様に次の内容をご提案しました。
- 相続財産の正確な価値を知るため相続財産調査をすること
- 相続税の申告に備えてリンクスが提携している相続税に強い税理士をご紹介すること
- 他の相続人に早急に連絡し、遺産分割協議を行うこと
- 遺産分割協議がまとまらなくても、一部の遺産を分割して相続税の支払に当てられるよう交渉すること
- 別々に申告すると税理士費用が嵩み、税務調査を招く可能性があるので、共同で申告するよう説得すること
ご相談者様は、リンクスの弁護士の提案を受け入れ、リンクスに依頼することとなりました。
リンクスのご依頼の進め方
相続財産の調査
リンクスは、ご依頼者様から委任状をもらい、戸籍を取り寄せ、各金融機関にある相続財産の調査をすることとなりました。
税理士の紹介
リンクスの提携税理士にすぐにリンクスまで来てもらい、弁護士と税理士とが共同して、相続税までの申告の流れを説明しました。
他の相続人への連絡
リンクスから他の相続人にお手紙を発送し、遺産分割と相続税申告への協力を依頼しました。この際、「弁護士を入れたのは相続財産を調査し、きちんと相続税を申告したいからである」旨の文言を入れ、他の相続人にあらぬ誤解を招かないようにしました。
解決方法
ご依頼者様と他の相続人の間で不動産を売却するかどうかの結論を出すのが間に合わず、遺産全体の分割は相続税の申告期限に間に合わなかったのですが、
- 一部の預金を解約して相続税の支払に当てること
- 共同で相続税を申告すること
に成功しました。その後、不動産の売却にも成功しました。
遺産相続に強い弁護士への無料相談が必要
このように、遺産分割がまとまらない場合の相続税の申告には様々な難しい問題がありますので、遺産相続に強い弁護士への無料相談をされることをお勧めしております。
弁護士は、遺産相続の手続にも紛争にも精通しておりますので、遺産相続の最初から最後までトータルサポートさせて頂くことが可能です。
また、法律事務所リンクスでは相続税に強い税理士と提携しておりますので、相続税の申告にもきちんと対応できます。
リンクスでは、遺産相続問題に強い弁護士が無料相談を実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
ページトップに戻る