遺産相続で相手が何も言ってこない?勝手に手続きが心配?
遺産相続で相手が何も言ってこない3つの理由
遺産相続で相手が連絡をしてこないという場合、ただ単に放置している可能性もありますが、次の3つが理由となっている場合も考えられます。
- 相手が遺産を隠したり独り占めしている場合
- 遺産分割を進めると相手が損をする場合
- 相手が遺産相続の手続を勝手にしている場合
それぞれ相続トラブルになる可能性が高いので、ご説明します。
① 相手が遺産を隠したり独り占めをしている場合
亡くなられた方の預金を生前から管理していた人が、生前または死後に無断で引き出している場合などが考えられます。
このような場合、預金の取引履歴を調査して、怪しい出金があれば説明を求める必要があります。
その方法については「遺産隠しはバレる?相続財産隠し口座の調査方法」をご覧ください。
また遺産の独り占めを阻止した事例をご覧になりたい方は「遺産を独り占めした人の末路~因果応報でバチがあたる場合」をご覧ください。
② 遺産分割を進めると相手が損をする場合
遺産の中に相手が住んでいる家が含まれており、遺産分割をしてしまうと住んでいる家から出ていかないといけなくなる場合などは、遺産分割を進めなければ住み続けることができるので得ということになります。
このような場合、相手が動くということが期待できないので、こちらから動く必要があります。
相手が拒否していても遺産分割を進めたいという方は、「遺産分割協議に応じず相続の話し合いを拒否・連絡無視する人への進め方」をご覧ください。
③ 相手が遺産相続の手続を勝手にしている場合
あなたに無断で遺産分割協議書に勝手に押印したり、勝手に名義変更をされるなど、遺産相続を勝手に進められたという場合です。
通常、遺産相続の手続を勝手に進めるのは難しいですが、実印を勝手に登録されて印鑑証明書を取得されていたという事例もあり得ます。
このような場合、その手続きは無効になりますが、使い込まれてしまうと取り戻せなくなるということが起きてしまいます。
相手から連絡がこない場合でも放置せず、速やかに手続を進めていくことが大事になります。
遺産相続の手続を勝手に進められているかどうか不安という方は、早めに弁護士にご相談ください。
遺産相続に強い弁護士に相談が必要
今回は遺産相続で連絡がない場合の対処法対処法についてご紹介しました。
弁護士であば、遺産相続で連絡がない場合でも、あらゆる手段を駆使して遺産分割を進めることが可能です。
遺産相続の連絡がなくてお困りの方は、ぜひ法律事務所リンクスの遺産相続無料相談をお気軽にご利用ください。
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